最新版ギフト事情

そもそも日本語でギフト(プレゼント)はどう訳されるのか。

贈り物、でも間違いではないのですが厳密に言うと目上の方から下賜されるものに対してを贈物、目上の方に対して進上されるものは進物と区分していたようです。
人に差し上げる品物との意味では少し堅苦しい表現ですが進物、ご進物とするのが礼法を必要とする場面では正しいと考えておきましょう。
仏前に上げるお品に対して贈物、と表するのは上記の流れで考えればNGです。
とは言え、冠婚葬祭などに関してこそ熨斗紙や包装に関してルールを設けていますがカジュアルに友人間、家族間での贈り物の場合そこまで深く考える必要はなく何かを贈るときに重要なのは、相手に対してどのような思いでその品を贈るか、です。
よほど奇抜で突拍子もない品を選ばない限り大丈夫、と思いたい所ですが現実には贈るとよろしくないNG商品が存在します。験を担いだり、悪いことを連想させるものですので特別な理由がない限りは下記の商品は避けて選ぶことをオススメします。

洋服・アクセサリー

贈ってみたらサイズが違った・・・。一緒に購入したり、事前にリサーチ出来ない場合はフリーサイズで贈れる物を心がけましょう。

手編み・手作り

家族、恋人間でならまだしも友人関係だと思っていた方から贈られたら、最悪恐怖すら感じる場合も。また、マフラーなど正直外でつけにくい、との意見も。

香水

普段から使っていたりブランドのリクエストがあれば問題ないですが、味覚以上に嗅覚は好みが別れますのでせっかく贈っても使っていただけない場合も。

アロエ・サボテン

プチギフトとして人気ですが、棘は縁を傷つけるため、普段使いでのギフト以外の場合は要注意!縁を切りたいのかな、と深読みされてしまうことも。

ぬいぐるみ

捨てるに捨てられない、謎のぬいぐるみ。人形には魂が宿るとされ男性には特に不人気の場合も。不用意に贈るのはNGです。

6.自作のCD

プロ級に上手いのであれば誰も困りませんが、贈った側にも後々黒歴史となりますのでよほどの覚悟がなければやめておきましょう。

また、特定の行事においてのみタブーとされる商品がありますのでこれらは最低限把握しておくことをお勧めします。

婚礼関係のNGギフト

婚礼においてのみタブーとされるギフトもあります。
タブーとされる品々は贈る際に最低限把握しておくことをお勧めします。

ハンカチ

手切れ、別れを連想させることからNGに。ハンドタオルなどはOKです。

苦や死を連想させるためNG 婚礼では9と4という数字自体も忌み嫌われる。

日本茶

お茶を濁す、という点から折角の良縁に水を差す意味でNG 珈琲・紅茶はOK。

ハサミ

縁を切るなどの意味で刃物などは基本的にNG

ライラック・ジャスミン

婚約の解消を意味したり花言葉が適さない等の理由でNG。
お花を選ぶときには花言葉を調べる一手間が重要です。

引っ越し・新築祝いのNGギフト

引っ越し・新築祝いにおいてのみタブーとされるギフトもあります。
タブーとされる品々は贈る際に最低限把握しておくことをお勧めします。

ライター

火気は火事を連想させるためNG 同じく火を使う灰皿なども不向きな品です。

赤い花

ライター同様に赤、が炎を連想させるため。他の色で選びましょう。

お見舞いのNGギフト

お見舞いにおいてのみタブーとされるギフトもあります。
タブーとされる品々は贈る際に最低限把握しておくことをお勧めします。

シクラメン

婚礼の櫛と同じく死や苦を連想するため。椿の花も花が茎から落ちることからお見舞いにはNGとされています。根付く事から鉢植えも控えましょう。

パジャマ

長期での病床を感じさせるため、要望がない限りは避けましょう。

還暦祝いのNGギフト

還暦祝いにおいてのみタブーとされるギフトもあります。
タブーとされる品々は贈る際に最低限把握しておくことをお勧めします。

靴、サンダル

踏みつけるもの、として履き物を考える場合があるのでNG

老眼鏡

必要以上に老人扱いされることはプライドを傷つけます。杖も要注意。

目上の方へのギフト

目上の方へのギフトは特に注意しましょう。
靴、靴下、スリッパ、筆記用具、現金、商品券など。
これらは進物として適さないばかりか、以降の関係を悪化させる可能性も。
何気なく選んだ物が、失礼にならないかもう一度よく考えてから決めましょう。
もちろん相手が望んでリクエストしている場合や、仕事柄関連性があるなど明確に理由の分かる場合は問題ありません。現金が喜ばれる事もあれば、なんて非常識な!と、とんでもない事態になってしまう事すらあり得ます。
中々全てを把握することは難しいのが現実。
そんな中でどんな時にも失礼がない、として人気を獲得していったのがカタログギフトです。しかし、すっかり定番となってしまった今では選ぶ物がないような安いカタログは贈られても困る!との厳しい意見も。
これは多くの人が実際に選んで贈った事があるからこそ、おおよその値段が分かってしまっているデメリットではあります。
そんな時はコンセプトを絞ったグルメギフトなど、目新しいものを利用すると良いかもしれません。

海外の方へのギフト

また場合によっては海外へのギフトを贈る場合もありますが、 国が変われば様々な理由で適さない物が出てきます。

中国・香港

扇子や傘など台湾でも発音の問題でギフトに向かない物が存在します。時計は送終、という死を看取るという発音に近いためギフトではNGに。

台湾

ハンカチはお葬式での使用があるためギフトにはNG。旦那さん以外の男性へのネクタイやベルト、ハサミやナイフなどの刃物も。その他、梨、酒、菊、靴、風鈴。中国と同じく扇子、傘、時計などもNGに。

アメリカ

企業ロゴが入った物はステルスマーケティングとして敬遠されることも。

フランス

菊の花は葬式花のためNG。

この他にも宗教上の理由で適さないものなども存在しますので、後から後悔しないようにしっかり相手の事を考えて贈りましょう。

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